シニア犬の心臓の健康|咳・疲れやすさ・呼吸の変化など、気をつけたいサインと毎日のケア
シニア期に入ると、健康診断で「心臓の音を経過観察しましょう」と言われることがあります。特に小型犬は、年齢とともに心臓の健康が気になってくる子が多いといわれています。
心臓の変化は、毎日いっしょに暮らしている飼い主さんだからこそ気づけるサインもあります。この記事では、気をつけたいサインと受診の目安、家でできるケアを紹介します。
早めに動物病院へ相談したいサイン
| 気になる変化 | チェックポイント |
|---|---|
| 咳をする | 夜中や朝方、興奮したときに咳が出る。何かを吐き出すような咳 |
| 疲れやすい | 散歩の途中で座り込む、遊びたがらなくなった |
| 呼吸が速い・荒い | 寝ているとき、安静にしているときも呼吸が速い |
| 舌や歯ぐきの色が悪い | 青っぽい・白っぽい |
| お腹がふくらんできた | 食事量は変わらないのに、お腹が張っている |
| ふらつく・倒れる | 一瞬、意識がなくなったように見える |
こんなときは、すぐに受診を
呼吸が苦しそう、舌の色が青紫色、ぐったりしている、倒れたといった場合は、急いで動物病院へ連絡してください。夜間でも対応している動物病院を、あらかじめ調べておくと安心です。
家でできる「安静時の呼吸数チェック」
心臓の状態を見守る方法として、寝ているとき(安静時)の呼吸数を数える方法があります。
- 愛犬がぐっすり眠っているときに行う(興奮しているとき・暑いときは避ける)
- 胸やお腹が「ふくらんで、しぼむ」を1回として数える
- 30秒数えて2倍にし、1分あたりの呼吸数を出す
- 日付と数をメモしておく
数字は「いつもと比べて」見る
大切なのは、1回の数字よりもいつもと比べて増えていないかです。目安となる数値や、受診のタイミングは、愛犬の状態によって違います。かかりつけの獣医師に「何回を超えたら連絡すればいいか」を聞いておくと安心です。
毎日のケア
無理のない運動を
散歩は、愛犬のペースに合わせて。息が上がるほどの運動や、長い坂道・階段は避けましょう。運動量の目安は、心臓の状態によって変わるため、獣医師に相談してください。足腰の衰えもある子は、老犬の足腰が弱ってきたらも参考にしてください。
暑さ・寒さに気をつける
暑さや急な温度変化は、体に負担がかかります。夏は涼しい時間帯に散歩し、室内は温度を一定に保ちましょう。
体重を管理する
太りすぎは心臓への負担になります。フードの量やおやつのあげすぎに注意しましょう。おやつの量の目安はシニア犬のおやつの選び方で紹介しています。
お薬は指示どおりに
心臓の薬を処方されている場合は、自己判断でやめたり量を変えたりせず、獣医師の指示どおりに続けましょう。薬の飲ませ方のコツは老犬に薬を上手に飲ませるコツをご覧ください。
サプリメントを考えるときの注意点
健康診断で大きな問題はないものの、年齢的に心臓の健康が気になってきた——そんなときに、毎日のケアとしてサプリメントを検討する飼い主さんもいます。ただし、サプリメントは治療の代わりにはなりません。特に、心臓の薬を飲んでいる子は、必ず先に獣医師へ相談しましょう。
心臓の健康維持に:毎日健心
ウィズペティの「毎日健心 コエンザイムQ10&フランス海岸松」は、心臓の健康維持を目的とした国産のチキン味サプリです。
| 項目 | 内容(公式サイトの記載より) |
|---|---|
| 主な成分(2粒あたり) | 還元型コエンザイムQ10 3.0mg、L-シトルリン 3.0mg、L-カルニチン 2.0mg、タウリン抽出物 2.0mg、フランス海岸松 1.6mg など |
| 内容量 | 18g(300mg×60粒) |
| 与える量 | 5kg未満:1日2粒/10kg未満:3粒/20kg未満:4粒/20kg以上:5粒 |
| 通常価格 | 1袋 2,827円(税込)※定期コース・初回お試しあり |
ほかの目的別サプリとの違いは、シニア犬のサプリは目的で選ぶで比較しています。
よくある質問
Q. 咳をするのは、心臓が悪いからですか?
咳の原因は、心臓のほかにも、気管や肺の病気などさまざまです。咳が続く場合は、原因を調べてもらうために受診しましょう。
Q. 心臓の病気と言われました。散歩はやめるべき?
心臓の状態によって、適した運動量は変わります。散歩の時間や距離は、かかりつけの獣医師に相談して決めましょう。
Q. 夜中に咳が出て眠れないようです
夜中や朝方に咳が出る、呼吸が苦しそうという場合は、早めに受診してください。夜鳴きや寝苦しさの原因については、老犬の夜鳴きがひどいときの対処法もあわせてご覧ください。
さいごに
心臓の健康を見守るために大切なのは、咳や呼吸、疲れやすさなどの小さな変化に気づくことです。安静時の呼吸数チェックを習慣にして、気になる変化があれば早めにかかりつけの獣医師へ相談しましょう。
まとめ
- 咳が続く、すぐ疲れる、寝ているときも呼吸が速い・荒いときは、早めに動物病院へ
- 家でできる「安静時の呼吸数チェック」は、変化に気づくための手がかりになる
- 散歩は無理のないペースで。暑さ・寒さや肥満にも注意
- 心臓の薬を飲んでいる子は、サプリを足す前に必ず獣医師へ相談を