シニア犬の腎臓の健康|水を飲む量やおしっこの変化で気づきたいサインと、毎日のケア
年齢を重ねると、健康診断で「腎臓の数値に注意しましょう」と言われることが増えてきます。腎臓は、体の中の老廃物をおしっことして外に出す大切な臓器です。
腎臓の変化は、初めのうちは目に見えるサインが少ないといわれます。だからこそ、毎日の「水を飲む量」と「おしっこ」の観察が、早く気づくための大きな手がかりになります。
早めに動物病院へ相談したいサイン
次のような変化に気づいたら、早めに受診しましょう。
| 気になる変化 | チェックポイント |
|---|---|
| 水を飲む量が増えた | 水の器が空になるのが早い、何度も水を飲みに行く |
| おしっこの量・回数が増えた | トイレシートの交換回数が増えた、色が薄い |
| おしっこの量が減った・出ない | 何度もトイレに行くのに出ない(すぐに受診を) |
| 食欲が落ちた・吐く | 食べムラが増えた、吐く回数が増えた |
| 体重が減ってきた | 背骨や腰の骨が目立ってきた |
| 元気がない・口のにおいが気になる | 寝ている時間が増えた |
おしっこが出ないときは、すぐに受診を
何度もトイレに行くのにおしっこが出ない、血尿が出る、排尿のときに痛がる、といった場合は、急いで動物病院を受診してください。
家でできる毎日のケア
1. 水を飲む量を「なんとなく」把握しておく
毎朝、決まった量の水を器に入れておき、翌朝どれくらい減っているかを見るだけでも、変化に気づきやすくなります。季節や運動量でも変わるので、いつもと比べてどうかを見るのがポイントです。
2. 新鮮な水を、いつでも飲めるようにする
- 水の器は毎日洗って、新しい水に替える
- 足腰が弱ってきた子は、寝床の近くにも水を置く
- 器の高さを、飲みやすい位置に調整する
3. おしっこの量・色・回数を観察する
トイレシートを替えるときに、おしっこの量や色をさっと確認する習慣をつけましょう。トイレの失敗が増えてきた場合は、老犬のトイレ失敗が増えたら?も参考にしてください。
4. 定期的に健康診断を受ける
腎臓の状態は、血液検査や尿検査でわかることがあります。シニア期は、かかりつけの獣医師と相談して、定期的に健康診断を受けておくと安心です。
腎臓病と診断されたら
腎臓病と診断された場合は、獣医師の指示による治療や療法食が最優先です。食事の内容(たんぱく質やリンの量など)が大切になるため、自己判断でフードやおやつ、トッピングを変えないようにしましょう。
おやつ・トッピングも獣医師に確認を
療法食を食べている子は、おやつやトッピングで食事のバランスが崩れることがあります。あげてよいものと量を、かかりつけの獣医師に確認しておきましょう。
サプリメントを考えるときの注意点
健康診断で大きな問題はないものの、年齢的に腎臓の健康が気になってきた——そんなときに、毎日のケアのひとつとしてサプリメントを検討する飼い主さんもいます。
ただし、サプリメントは医薬品ではなく、治療の代わりにはなりません。持病がある子、療法食を食べている子、薬を飲んでいる子は、必ず先に獣医師へ相談しましょう。
腎臓の健康維持に:毎日腎活
ウィズペティの「毎日腎活 活性炭&ウラジロガシ」は、腎臓の健康維持を目的とした国産のチキン味サプリです。
| 項目 | 内容(公式サイトの記載より) |
|---|---|
| 主な成分(2粒あたり) | ヤシ殻活性炭 20.04mg、ウラジロガシエキス 6mg、キトサン 40.02mg、葉酸、ビタミンB6 など |
| 内容量 | 18g(300mg×60粒) |
| 与える量 | 5kg未満:1日2粒/10kg未満:3粒/20kg未満:4粒/20kg以上:5粒 |
| 通常価格 | 1袋 2,827円(税込)※定期コース・初回お試しあり |
お薬との時間をあけて
活性炭は、ほかの成分を吸着する性質があります。公式サイトでも、お薬を飲ませる場合は30分〜1時間ほど時間をあけるよう案内されています。また、原材料にキトサン(カニ由来)を含むため、甲殻類にアレルギーがある子は避けましょう。
ほかの目的別サプリとの違いは、シニア犬のサプリは目的で選ぶで比較しています。
よくある質問
Q. 水をたくさん飲むのは、腎臓が悪いサインですか?
腎臓の病気だけでなく、ほかの病気(ホルモンの病気など)でも水を飲む量が増えることがあります。暑さや運動などで一時的に増えることもありますが、数日続くときは受診して原因を調べてもらいましょう。
Q. 水をあまり飲まない子は、どうすればいい?
器の場所や高さを変える、水を新しくする、ふやかしたフードやウェットフードで水分をとる、といった工夫があります。急に飲まなくなった場合は、受診を検討してください。
Q. 腎臓によい食べ物はありますか?
腎臓の状態によって、適した食事は大きく変わります。自己判断で食事を変えるのではなく、健康診断の結果をもとに獣医師に相談しましょう。
さいごに
腎臓の健康を守るためにいちばん大切なのは、毎日の小さな変化に気づくことと、定期的な健康診断です。水を飲む量やおしっこの変化が気になったら、早めにかかりつけの獣医師に相談してください。
まとめ
- 水を飲む量やおしっこの量が急に増えた・減ったときは、早めに動物病院へ
- 家でできるのは「飲水量・おしっこの観察」「新鮮な水をいつでも飲める環境」「定期的な健康診断」
- 腎臓病と診断されたら、獣医師の指示による治療や療法食が最優先
- サプリは治療の代わりにはならない。毎日腎活は活性炭を含むため、薬とは時間をあけるよう案内されている